過去の福島ラーニング・ジャーニーに参加してくださったかたの声をお届けしています。
第4回目の今日は、田渋あづささんです! あづちゃんは、2015年参加者、2016、2017年は実行委員として関わってくださいました! 今年も、チラシを作ったりすることで貢献してくれています! あづちゃん、いつもありがとう!!
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360°の景色の中にうず高く積み上げられた除染土の詰まった黒いバックの山。潮の香。そこに生きる人々の息遣いや汗、そしてインパクト。 四角い小さなテレビ画面では感じられなかったリアルがそこにありました。 ほんの数日、彼の地をピンポイントで体験するだけ。 けれど、そこで思うこと、考えることは数知れず。
●DNAに刻まれた「故郷」 親戚から遠く離れた地で、核家族で育った私は、返りたい場所、生涯住まう場所が限定されている意識が希薄。どこにいてもつながりあえるのだから、住まいはどこでもいいや。 故郷を守りたい。故郷に帰りたいという福島の人々の姿。そこには、歴史があり、先人への敬意と感謝があり、深く根付いた生活があった。 私にはないものが、きっとDNAに刻まれている人々なのだろうと。 故郷を愛する人々の深く、純粋な、心にほんの少し触れることで、幸せの欠片をもらった。
●地球上の生物種の1つである『ヒト』 700万~2000万あるといわれる種の1つ…『ヒト』。 改めて、ヒトである私たちの生活が、紡がれている生物のとのつながりと、しいては地球の未来をも脅かすことになり得るのだということ…。そんなことを考えるきっかけにもなった旅。
●誰が悪いとか良いとかではなく、私たちの世代が汚した環境を私たちが掃除するのは当然のことでしょ… 帰還困難区域で継続的に活動されてきた方の言葉です。 深く深く、私の心に刻まれました。
一部を取り上げましたが、訪ねる度に変化する状況とともに、私たちの姿勢や考え方について自問自答の連続。それがラーニングジャーニーだなと、思うのです。
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